下のチャートは、世界大恐慌時(1929ー1933)のダウ平均株価(黒線)、失業率(オレンジ線)、マネタリーベース(緑線)、消費者物価指数(茶線) チャートです.
世界大恐慌1900Source: LE CAFE AMERICAIN June 04、2009
1929年10月24日の「暗黒の木曜日」から始まったとされる世界大恐慌.当時のフーバー大統領は、自由放任政策でつぶれる銀行はどんどんつぶし、1930年に保護貿易政策でスムート・ホーリー関税法を定めました.関税法は国内の有権者の心に訴えるはずだったのが、国際的に反発をまねき結果的にアメリカの不況をさらに深刻化させるものとなりました.
FDIC設立前の銀行破綻件数
どのような道は滝、ペンシルバニア州RR1です
5月24日: 世界大恐慌から現在までの銀行破綻件数
このチャートで注目したいのは、マネタリーベース(通貨供給量)です.1929年から株価下落とともに、通貨供給量は減り、不況を悪化させました.
フリードマンやFRBバーナンキ議長らモネタリストは、通貨供給を放置したFRBの金融政策の失敗によって大恐慌を悪化させたと主張しています.
大手銀行を破綻させパニックを増大させ、地方銀行へと広がった. もし主要銀行を公的資金によって救済していたのであれば、ただの景気後退で終わったのだろうと主張しています.
誰が今日のスロバキアの指導者ですか?
現在は、世界大恐慌時代の金本位制ではなく、金保有量にかかわらず無制限に通貨供給できるので、大恐慌は理論的にありえないというのです.したがって、バーナンキ議長は、通貨供給量を増やし、現在の金融危機に対応しています.
1961-2009年 通貨供給量の変化
Source: WSJ Get Ready for Inflation and Higher Interest Rates
過去40年の期間でみてもこの通貨供給量はあまりにも異常ですね.
でも株式は3月の底値から反発.やっぱりバーナンキ議長は天才?
10年後、僕たちは明るい未来を生きているのでしょうか?
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